自分らしくと思っているのに
私は日ごろから
”自分らしく”
を大切にしているつもりでした。
昨日、電車を待っていると、
素敵なスカーフを巻いている人が目に入りました。
おしゃれ!
似合っている!
と思いながら、私は電車を待っていました。
彼女は知り合いではないので、
いい感じって、心の中だけで。
ふと、甦ってきた感情。
30年以上前の出来事です。
その頃、私もスカーフを思い切って、
巻いてみました。
すると、
ある人から
「それ(スカーフ)は必要なものか・・・。」と、
そんな言葉をいただいたのです。
その頃では、
贅沢と言われている気がしました。
「弁当は自分でつくれ。」
外食は望ましくないという考えの人です。
自分を厳しく律していられる方で、
ひとことの重みを、私は充分に感じていました。
怖いと思えるような迫力も、私は感じられるほどでした。
随分昔の出来事が思い出されのです。
ちょっと気分が落ち込み、
そんな昔のことを・・・・。
と。
自分自身に問いかけてみました。
私は過去のことにとらわれている。
過去から今へ。
今ここで起こっていることから
ずーっと30年以上もさかのぼっていく瞬間を味わいました。
充分思いに耽ってしまうと、
そんな方がいらっしゃったなあという感覚に戻ってきました。
スカーフでおしゃれをされて、目の前に座っている人に
再び、目をやると、
はつらつとした感じでした。
「今の私はどうなの。」と問いかけてみました。
そういえば、
私はあまりスカーフがしないなあ。
家に眠っている。
それは・・・。
なぜ。