思考力、判断力、表現力の3つの力がなぜ必要なのか
思考力 判断力 表現力の3つの力がなぜ必要なのか
テストで測る学力は、知識・理解が中心になります。
覚えたり、練習したりすることが得意で、
いつも100点満点の子どもがいます。
ところが、子どもたちの間では
実力が認知されていないことがあります。
よく覚えていて、よく知っているにもかかわらず、
できる、よく知っているということが伝わってないと、
まわりの子どもたちにはわからないのです。
せっかくの力をみんなのために役立てていないので、
周知されてないのです。
黙ってみているだけで、
自分には関係がないと思っている子どもには
育ちにくい力なのです。
教室でいろいろなことが起こっています。
3つ力をつけるための大切な課題提供の場です。
身近な出来事でこそ、3つ力は培われると考えられます。
授業や生活のなかで、今起こっていることに応答し
3つの力を言語化によってつけていくことができます。
正に、言葉にし、
どのように考え、瞬時に判断し、わかりやすく伝える力のことなのです。
出来事を振り返ってみると、色々なことが思い出されます。
それを書いてみて、自分のことを考えてみる場を持つことも、
子どもたちを成長させます。
お節介なぐらいの方が容易に培われるのです。
つまり、
体験を通して、
自ら考え、自ら学び、自ら行動することで培われる3つの力だからです。
小学校は基盤になる力をつける時期です。
この力は社会に出たら、必要不可欠なものになるのです。
小学校から、失敗を恐れず、思ったことは試すと、
元気に、楽しく、行動して、疲れを知らないかのような
子どもになれるのです。
好きなことを好きなようにやれている感じの子どもです。
行動力のある子どもほど、掴み取っていく力なのです。
社会通念では、学校ではつけられない力のように言われていますが、
座って、受け身的に、指示されたことだけを真面目に
やっていただけでは身につかないのです。
しかし、学校では
かかわろうと思えば、
さまざまなことが日々起こっているのです。
たとえば、
喧嘩が始まりました。
止めるか、先生を呼びに行くか。
岐路に立たされます。
積極的にかかわることで、3つの力が試されます。
何もしなかったら、
関係性を大切にしなかったら、
何事もスルーしていたら、
3つの力は育ちません。
仲よくする時こそ、
そのことをどのように考え、どのように働きかけるか
子ども同士の中でこその3つの力なのです。
それを見逃さず、
果敢にやれた子どもは、
認め、喜んで讃えたくなるのです。