今日はS君の調子がいいので・・・。
学級に活気があります。
こんな言葉を届けられました。
6月も今日で終わりです。
新学期が始まって、3か月になりました。
ひとり一人の子どもから伝わってくる確かな感覚なのです。
S君の影響力は凄い。
彼の調子があまり良くないと、
学級がショボンとしてしまいます。
S君と先生の関係は良好、むしろ最適と言ってもいいのです。
S君の調子が感じられるのですから。
それに、
Sくんは先生のことが大好きらしいのです。
先生が授業中、
急いで配りものをしようとしています。
「僕も配るわ。」と
S君が前に駆けつけます。
すると、
他にも率先して、5.6人の子どもたちが前に進んで
たちまち配り物は行き届き、スムーズに学習に入れます。
先生はとても助かります。
先生は黙って、ニコニコして、
流れに任せているだけです。
S君は先生の出す課題についても、
『次、先生がなんて書くのかな』と
予想しながら、つぶやいています。
主体的に学習に取り組んでいる姿です。
また、
前の黒板に書いている友達の字を見ている時には、
「丁寧に書いているなあ。」
と後ろから大きな声でフィードバックしています。
すかさず、先生は
「ていねいやね。」
と応答します。
気が回るだけでなく
凄い感の持ち主だけあって、
先生の気持ちを察するのも鋭いのです。
子どもの気持ちがわからないと、
学級集団と先生は乖離します。
子どもとの信頼関係は
その子のことを知ろうと努め、
その子らしさを受け止め、
その子らしさを生かすことから創られていきます。
子どもはとても正直です。