2014年5月29日 投稿者: Kandori

学校に行きたくない!

学校に行きたくない!



小学校に入学して、

張り切って通っていたのですが。





給食で躓いてしまいました。





家に帰ると、

大泣きして、「学校へ行きたくない!」と訴えるのです。





苦手なものが給食にでたので、

食べられないと告げると、

保育園の時とは

対応が違っていたらしいのです。



環境が変わったと言えばそれまでなのですが・・・。





本人には思いもよらぬ対応で・・・。

否定的に受け取ったようです。







幸い家に帰った途端、大泣きして、

家族に嫌だったことを受け止めてもらえたので、

次の日は、元気に登校することができました。





子どもは、正直に言ってもいいと思っていたのですが、



正直に言ったら、こんな目に合うのなら、

言わないでおこうと思っても仕方がないのです。



大げさかもしれませんが、

この経験で、

これから滅多なことを言わないでおこうと学習したことでしょう。

先生が気に入らないことを告げると

嫌なことを言われるのではないかと心配になっていると感じています。

(そう思っているのかは、確かめてないので定かではありませんが。)







実は、私も教師だったのです。

何でも残さずに食べることが大事なことは言うまでもありません。





自分自身を振り返ってみると。



苦手なこと

できないこと

わからないこと





訴えている子どもの気持ちに寄り添いながら、

その気持ちを受け止めて、

そして、

少しずつ頑張らせていただろうか。





一定の基準を設けて、

基準以下を想定して、

子どもたちと接していなかっただろうか。



思い返してみると、胸が痛みました。







母親は、悪気はないと思うけれど、

と言いながら、

少しの配慮があったら、

こんな想いをさせなくてもよかったのではないかと

我が子のことを思いやっていました。







子ども自身が

食べてみようと思えるためには、



食べられなくて困っている気持ちを

充分に受け止めてもらって、



それから少しでも食べてみようかと

気持ちが動くように接してほしかったのだと思いました。





たくさんの子どもたちの中のひとりではありますが、

ひとりひとりいろいろな思いを抱いているのです。





何でも言いましょうと掛け声をかけていても、

受けとめてもらえない心配があったら、

どうでしょう。





言っていいのかどうか、教師の顔色をうかがって、

言いたいことを諦めてしまうことになります。





子どもの居場所はどんどんなくなってしまいます。