負けたくないの!
負けたくないの!
きっぱりと「負けたくないの。」と言うので
その言葉をしっかり受け止めて、
「負けたくないのですね。」と返したのですが・・・。
そもそも、何に負けたくないのでしょう。
もう少し聞いていると・・・。
できごとの中に
悔しい気持ちや寂しい気持ちが感じられます。
自分は満足できていない。
私は認められていない。
そんなはずはないのですが、
話している本人はそう思っていて、
頭から離れないようなのです。
何か自分を責めているのかもしれません。
そんな風にも聞こえてきます。
こころの奥底に何かをかかえている?
まだ見えていない何かを。
本人も気づいていない何かを。
疲れている。
体調が悪くなっている。
食欲もあまりないようです。
でも、負けたくないというのです。
しんどいですね。
辛さがひしひしと伝わってきます。
あなたはよく頑張っていますよと言っても
信じようとしないのです。
負けないために、もっと頑張らなくてはと話します。
頑張っているのに。
これ以上頑張れないくらい。
少しずつ、
こころの凝りをほぐして。
よく頑張っている
そして、
とても責任を果たしている。
さらに、
これ以上、頑張らなくても、
負けていないよ。
たとえ、負けていたことがあっても、
あなたは、
とても素敵なんですよ。
そう伝えても
今はまだ信じてくれません。
本人がそう思えるまでには少し時間が必要なのです。