2013年5月30日 投稿者: Kandori

反発して、怒られて。

反発して、怒られて。



父が亡くなって、10年目に入ります。

今日は家族で集まります。

今も元気な母からの指令が届きます。

5月5日は亡くなった父の日。

子どもたちが集合する日です。





子どもの頃

お利口さんの私でいたはずなのに、

よく、言いたいことばかり言っていたよ。

そう母が言うのです。

あまり自覚がありませんでした。







母を怒らせていたのです。私の方が。







私はよく怒る母だと思っていました。

恐い、嫌だ。なんだかいつも何か言ってくる母。

言われたくない。



怒られると悪い子になった気持ち。

罪悪感が生まれます。







でも、本当は違っていました。

私が母を怒らせていたのです。





母を怒らせるのが、私の得意技になっていたのです。



「親にそんなこと言って。」

母の声が聞こえてきます。





昨日、電話で、

母と懐かしく、昔のことを話しました。

懐かしくて、

涙が溢れます。







今はもう、やさしく笑いながら話している母。

元気な声で、今も頼もしい。





反発ばかりしていたのかもしれません。

怒らせてばかりいたのかもしれません。







それでも見捨てられずに、

諦められずに、

今があります。



子どもとして、居ていいのです。

居心地がよい感じがします。



一人じゃない、いつも母と一緒。

離れていても、私の心の中にいます。

やさしく、暖かく包んでくれて、母は偉大です。

私の今あるのは、母のおかげなのです。

ありがとう。

ありがとう。





5月5日は亡くなった父の日。

家族みんなが集まります。

お経を上げて、

笑顔で話して、

父が見ていてくれます。



$大人の心と子どもの心をつなぐ  誰しもが持っている子ども心に灯りをともす