2013年4月26日 投稿者: Kandori

心の剪定

“ほんもの女塾”で、心の剪定の話を聞いた次の日、

自称、日本一の庭師さんに剪定の基本を聞いてみた。



使い熟した見事な鋏を見せていただき、

もう少しすると剪定の時期になると話された。



相手の心を奪うほどに美しく存在する木にするためには、

今必要な枝を残すようにして、切り落とすということだった。



必要なもの以外は捨てるということである。





心の剪定とは何か。



よし川会長は、明瞭に一言、

経験しているのだから、自信を持ちなさいと

私に向かって静かに話された。



私は「そんな心の構えでやっていけるのか。」と

厳しく指摘されたように感じた。

一刀両断。



私は自らを剪定して、新しくつくれるだろうか。

必要なもの以外は切り捨てることができるだろうか。



頼りなさそうな私の心根。

教えてもらおうと思っている私の姿勢は

いかにも不安な姿に映っていたのだろう。



正解を求める私。

だから迷う。

それはそれでよい。

正解がわからんと迷う。悩む。

私は自身の正解を求めているはず。



いつの間にか、誰のための正解なのかわからなくなっている。

これでいいの?と誰かに聞きたくなっている私に気づいた。



教えてもらおうと受け身になると

かなり自信無げになることは理解できる。





学ぶとは今の自分としっかり対しながら、

新しいこととも向き合うことなのだ。



“ほんもの女塾”は、私にはそういうところ。

今の自分に活を入れる武者修行の場である。





隙あり。やー!

容赦なく打ち込まれる。

面と向き合う構えがない!と。



心の構えと生き方の姿勢。

生半可な気持ちで座っていると

隙あり。やー!



自信がないと必要なことが見えなくなる。

必要なことが聞けなくなる。



必要なもの以外を捨てる。

必要なことを見抜く眼力、それがプロ。

必要なことだけを聴く力、それがプロ。

必要なことだけを表現する力、それがプロ。

これが剪定。



私の根源的課題。



これが生きていくことなのである。